いま世間を騒がせている「おばさん構文」。
ご存知ですか?
これは「LINEで使用する文面が世代により異なる」ことにより広まってきたワードです。
「自分の文章もおばさん構文なのか?」気になる方も多いと思います。
今回は「おばさん構文って?」「何歳くらいの人が使うの?」など様々な疑問点を調査しました!
おばさん構文って?
引用元:UnsplashのDaniel Romeroが撮影した写真
まず、おばさん構文の特徴を見ていきます。
・絵文字やカタカナが多い
・絵文字を連続で使う
・語尾が「~だわ」「~だょ」
・「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」を小文字にする
・1つの文章が長い →句読点が多い
・世話焼き感が多い「ちゃんと寝てね」「ご飯食べなよ」
・誤字脱字が多い
・!を多用する
など。
LINEが主な連絡ツールになる以前は、「ガラケー」でメールをやり取りするのが主流でした。
LINEと違い、メールは文章入力後に「送信」の手間があるため、1回に送る文章量が多くなる傾向があります。
文章量が多いと画面が黒くなりがち。
「絵文字でカラフルに少しでも明るく」ということも意識されていました。
そのため、おばさん構文になる原因は主に「ガラケー使用時のクセ」が影響していると言われています。
おばさん構文の原因とも言われるガラケーはいつ使用されていた?
1999年頃にガラケーが登場しました。
ガラケーの登場で、個人間の連絡頻度がかなり多くなりました。
Androidスマホが2009年頃に登場するまで、みんなガラケーを持ってお出かけしていましたよね。
1999年頃に女子中高生だった世代は、2024年だとちょうどアラフォー世代です。
とすると、おばさん構文を使用する年代にも影響がありそうです。
おばさん構文を使用する人々の年齢は?
引用元:Image by bess.hamiti@gmail.com from Pixabay
では、実際におばさん構文を使用するのは何歳くらいの方なのでしょうか?
なんと、40~60代の2割の方が「おばさん構文であることを自覚している」との結果が!
20~30代の比較的若い方でも、おばさん構文を使用している認識がある方もいらっしゃるようですね。
メインは、40代以上のアラフォー世代で使われていることが分かりました。
ガラケーの登場でメールを多用していた世代が、おばさん構文世代ということになります。
おばさんって何歳から?
ちなみに、「おばさん」って何歳くらいからなのでしょうか?
多少の個人差はあるでしょうが「40歳以上」のことをおばさんと呼ぶ人の割合が大きいようです。
最近では「美魔女」という「年齢を経ても若々しく美しい人」を表す言葉も登場しています。
定義が難しい部分ですね。
おばさん構文は何が悪いの?
引用元:UnsplashのBilly Huynhが撮影した写真
自分の文章がおばさん構文って言われていたら、ちょっと、いやかなり嫌ですよね。
そんなおばさん構文に対する世間の皆様のご意見は
おじさん構文おばさん構文、いちいちうるさい。
めんどくさっ
いつも思うけど、『おじさん構文』『おばさん構文』がいけないんじゃなくて、その文章内容から窺い知れる人柄がヤバいって話なのよね 親子ほど歳の離れた若い人に好意を強引に押し付けてるとか
引用元:X
「いちいち構文なんて気にならない」という意見が多数。
「おばさん構文がイヤだ」という意見は全然見られませんでした。
安心ですね。
文章の書き方は個人差が大きいですし、流行もありますし、正解が無いです。
ガラケーの特徴をLINEで用いると違和感を覚えるかもしれませんが、あまり神経質にならなくても大丈夫そうです。
おばさん構文の例文集
うっかり使ってるような内容がたくさん!
おばさん構文の場合「相手を気遣う」気持ちが含まれていたり、フレンドリーさを醸し出すための努力であることも多く、悪気が無いことが特徴的です。
引用元:北海道文化放送
おばさん構文とおじさん構文との違い
引用元:OHK 岡山文化放送
おばさん構文があるので「おじさん構文」もあります。
おじさん構文の特徴は、おばさん構文とは違う点として挙げられるのが
・慣れてくるとタメ口
・◯◯ちゃん、◯◯チャン表記
・返信が来なくてもメッセージを連投
・質問されていないのに自分の近況報告
・流行りの若者言葉を使う
おばさん構文よりもグイグイ来る印象があります。
ネットで「おじさん構文」を調べていても、構文そのものより
下心が見えるからイヤだ
上から目線がウザい
という意見が多数見受けられました。
若者の意見は、おばさん構文よりも辛辣かもしれません。
おばさん構文と若者構文との違い
LINEに代表される「チャットツール」に慣れている若者(Z世代)の文章にも特徴があります。
・句読点がない
・単語のみ
スピード感やテンポが重要視されるので「、」「。」は使われません。
最近では「マルハラ」なんて言葉も流行りました。
マルハラは「文末に『。』が付いていたら怖い」というハラスメントを示す言葉。
見慣れないから怖い、という印象を与えます。
おばさん構文、おじさん構文、若者構文、それぞれ違いがあって興味深いです。
まとめ
気づくとおばさん構文を使っている方も多いと思います。
構文それ自体には目立って大きな問題は無いので、どんな世代ともうまくコミュニケーションを図っていきたいところです。