新型コロナウイルスがまだ猛威を奮っています。
そんな中「東京アラート」という言葉が発表され、注目を浴びています。
東京アラートとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
東京アラートとは?

新型コロナウイルスの新規陽性者数によって発動されるアラート(警報)のことです。
お台場のレインボーブリッジ、東京都庁がライトアップされ、東京都内の現状が分かるようになっています。
赤くライトアップされると、少し怖い印象が出てきますね。
小池百合子東京都知事は
「院内感染があったとはいえ、感染者が30人を超えるのは多い。これは都民に感染状況を知ってもらうもの」
と述べています。
実際に、6月2日現在の東京都内の感染者数は34人。
1日間での感染者数が30人以上になるのは5月14日以来のことです。
まだ気が抜けない状況が続いています。
東京アラートの意味って何?

アラートの基準となる7つのモニタリング指標があります。
中でも注目すべきは3つ。

- 7日間の新規陽性者数(20人/日未満で緩和・アラート)
- 新規陽性者の接触歴等不明率(50%未満で緩和・アラート)
- 前週からの陽性者増加比(1未満で緩和・アラート)
6月2日現在で、新規陽性者数は16.3人。
また、接触歴等不明率は50.0%。
陽性者増加比は2.15です。
今のところはアラートですが、上記の3つの基準がどれかでも超えると、再び飲食店などに休業要請が出されます。
東京アラートが発動されたらどうなるのか?

現在は、休業要請などの段階的な緩和がステップ2に移行しています。
アラートが発動したからステップ1に戻るわけではありません。
また、アラートが解除されない限りはステップ3に移行もされません。
小池百合子東京都知事は
「特に夜の繁華街など『3密』のリスクの高い場所には十分注意していただきたい」
朝日新聞
「出勤にあたっては、引き続きテレワークや時差通勤の活用をお願いする」
朝日新聞
と述べています。
引き続き、ソーシャルディスタンスを取ったり、自身で出来ることをしていく姿勢が求められています。
東京アラート発動で学校はどうなる?

学校が少しずつ再開されています。
席の間隔を空けたり、給食は話さず食べたり、何かと我慢しなければならない状況です。
東京都立校は「夏休みを16日間に短縮し、冬休みを4日削ること」を決定。
三鷹市では夏休みの短縮はありませんが、土曜授業が増えます。
アラートが発動されて、感染者数が爆発的に増えなければ徐々に通常時に戻る流れのようです。
まとめ
通勤電車の人込みも少しずつもとに戻りつつあります。
これを機にリモートワークなど新しい勤務スタイルを確立させていけば、3密対策にもなりますし、その後のワークスタイルにも多様性が出ますよね。
環境に順応していける社会になればいいなと思います。