大阪市市民の足として毎日活躍している大阪メトロ。
利用者には目立った変化は感じられませんが、大阪市から民営化されて、本田翼さんがイメージキャラクターになって、会社としては随分と変わりました。
そんな大阪メトロですが、2025年の万博に向けて、なんと顔認証システムを試験導入することが決定したそうです。
そしてなんと、その試験導入が2019年12月から、4駅でスタートするとのこと!
びっくりですね。
アメリカではAmazonの実店舗が開店した際に顔認証システムが話題になりましたね。
どんどん近未来化していく大阪メトロですが、今回は、顔認証システムについて調べてみました。
大阪メトロが顔認証を導入するのはいつ?

今回は、2019年12月10日から2020年9月まで、大阪メトロの社員を対象に試験導入するとのこと。
この試験がうまくいけば、2025年の万博に向け、2024年度までに大阪メトロ全線で導入が検討されるようです。
本格運転はともかく、試験導入がもう間近ですね。
関西人って新しいもの好きなので、こういうものの導入が早くて好きです。
ぜひシステムを近くで見てみたい!
大阪メトロが顔認証を導入するのはどこで?

2019年12月からの試験運転は4駅です。
- 長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅の南改札口
- 中央線森ノ宮駅の東改札口
- 堺筋線動物園前駅の北改札口
- 御堂筋線大国町駅の北改札口
の4カ所でテストされます。
4駅にはそれぞれ異なるメーカーの改札機が導入され、機能性やデザインなどを比較・検証します。
同時にQRコードを使用したシステムも試験するとのことです。
大阪メトロが顔認証を導入することで何が便利・問題になるのか?

考えられるメリットとして
- チケットレスで改札を出入り出来るので混雑緩和できる
- 切符やIC乗車券の紛失を気にせずに済む
- 切符の購入時の運賃不足を気にしなくて良い
などが挙げられます。
また、問題点として
- 多数が一気に改札を通った場合、1人1人認識出来るのか
- 顔認証カメラはどの角度からでも捉えられるのか
- 女性の化粧後とスッピンも区別出来るのか
などが挙げられます。
大阪メトロが導入するシステム

今回の試験システムの大まかな説明としては
①改札を通るときに事前登録した社員の顔を認識し
②顔データを照合・承認することで改札ゲートを開閉する
というものです。
ちなみに、中国の31の行政区のうち、29の警察で、既にAIによる顔認証システムが導入されています。
1日で10億人のデータベースと照合した結果、なんと、過去4年間で1万人の検挙に成功しました!
中国では、政府主導で、警察や銀行、街中への導入がどんどん進んでいます。
2019年現在、顔認証システムのデバイス市場は80兆円にも及ぶそう。
顔認証システムの精度は日に日に上がっているので、物理的に切符で利益回収するよりも確実で早いですね。
大阪メトロは自動運転も検討中!

2024年度に、大阪メトロ中央線阿波座駅と夢洲(ゆめしま)駅間で実証実験を行う予定だそうです。
車両には乗務員がいるが運転はしないという本格的な自動運転。
自動運転対応の新型車両を導入、対象路線も拡大予定です。
今は今里筋線で自動運転がされていますね。特に不便はありませんよね。
ホーム柵設置
また、560億円かけて、全駅のホーム柵設置も計画されています。
御堂筋線天王寺駅や、千日前線鶴橋駅などでホーム柵がありますよね。
私は小さい子供が居るので、ホーム柵がある方がありがたいです。
まとめ
万博誘致成功をきっかけに、どんどん躍進している大阪。
地下鉄以外では、例えば、西成区に星野リゾート建設が進んでいます。
都会的な西成、あまり想像つきませんね。
こうしたインフラ整備が進み、外部から人を呼び込む勢いが止まりません。
先進的な設備を売りに、万博成功の一助になることを願います。