新型コロナウイルスで人々の自粛疲れが見えてきていますが、疲れたからと行ってやってはダメな事も出てきました。
その1つが「他県ナンバー狩り」。
被害や対策などをまとめました。
他県ナンバー狩りとは?実際の被害って?

そもそも他県ナンバー狩りとは何なのでしょうか。
名前の通り「他県ナンバーの車を見つけたら嫌がらせを行う」ものです。
新型コロナウイルスが蔓延しており外出自粛が叫ばれる今。
「他県ナンバー=コロナを撒きに他県から来た」というイメージだけが先行して、悪質ないたずらを行う被害が出てきているのです。
他県ナンバー狩りはコロナで敏感になりすぎたせい!
他県ナンバーの人は
- 単身赴任
- どうしても用事があって他県へ行かなければならない
- 車検証の住所が前の都道府県のまま
など色々なケースが考えられます。
他県ナンバーだからといって一概に悪いわけではないのですが、次のような被害が実際に出てきています。
他県ナンバー狩りで代表的なものは「車に傷をつけられる」こと。
鋭利なものや石などで、車のボディに傷を付けられるケース。
たまったもんじゃありませんよね。
他には
- ボディを凹ませられる
- ガラスを割られる
- サイドミラーを折られる
などかなり悪質。
他県ナンバー狩りへの世間の反応は?
コロナによるそもそもの脅威や、外出自粛などで人々の苛立ちが目立ってきました。
東日本大震災の時、福島ナンバーが敬遠される事態もありましたよね。
人々の余裕がなくなる状況ではありますが、こういう時に日本人がモラルを守れなくなったことを残念に思います。
他県ナンバー狩りの対策って?
中には「県内在住ステッカー」を作製して貼る人も出てきました。



「baby in the car」みたいなものですね。
ナンバープレートは、登録が義務付けられており、車庫証明や住所を示す書類が必要。
新たなナンパ―プレートを発行してもらうべく、登録車なら車庫証明の取得後に、管轄の陸運局へ。軽自動車なら、そのまま管轄の軽自動車検査協会に出向き、登録変更の手続きを行えば、愛車の引越しはほぼ終了となる。
ベストカーウェブ
引っ越しから15日以内の変更が法律で定められています。
他県ナンバー狩りで動き出した徳島県

徳島県知事の飯泉嘉門さんが県外ナンバー車の流入調査を行うと発表しました。
県によると「県外ナンバーに乗っていたら嫌がらせを受けた」と被害を報告する声の一方で「県外ナンバーが多い」との指摘など、ナンバーを巡り1日数十件程度の声が寄せられているという。徳島県は感染者が24日現在で計5人と少ない。
東京新聞
ということで対策に乗り出したのです。
徳島県内では「県内在住です」のステッカーがすごい勢いで売れているそう。
なんだか日本人も怖くなりましたね。
他県狩りとは直接関係はないですが、岡山県知事の伊原木隆太さんは「岡山県境での検温」も実施すると述べていました。
来県者への検温は、山形県が18日から県境の高速道路パーキングエリアや空港で始め、発熱が判明した場合は他人との接触を避けるよう伝えている。伊原木知事は、岡山県も同様の手法で行いたいとの考えを示し「メッセージ性が非常に高い取り組み。今の時期の来岡は困ると、目に見える形で伝えないといけない」と述べた。
山陽新聞
これは「職員に危害を加える」との脅迫や批判が相次いで中止になりました。
他県の人に喧嘩を売っていると捉えた人が居たようです。
本当は、県をまたぐような外出を避けたいところですが、なかなか実際は難しいですね。
まとめ
新型コロナウイルスで自粛生活が続きますが、何か楽しみを見つけて、家の中でうまく発散できる人が増えるといいですよね。