4月7日に、政府から緊急事態宣言が出される見通しです。
緊急事態宣言ってどんなものなのか?
いつまで、どこで出されるのか?
わからないことがたくさんあります。
緊急事態宣言はいつまでどこで?何が制限されるの?休業補償も気になる
緊急事態宣言に意味がない?地域限定で強制力もなくロックダウンより効果が薄い?
緊急事態宣言はいつまでどこで?

4月7日に出され、5月6日まで1ヶ月程度とされています。
4月30日現在、5月6日から1ヶ月程度延長の検討にも入りました。
政府は29日、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せないため、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の期間を延長する検討に入った。5月6日までの期間を1カ月前後延ばす見通しで、全国一斉での延長も視野に入れている。
毎日新聞
旅行業や観光業の皆さんにとってはあまり良いお知らせではなさそうです。
気になる緊急事態宣言対象地域は
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡
です。
これも後に全国まで対象拡大されました。
安倍総理は
「残念ながら現状でも感染者の累計、新たな感染者数においても増加が続いている。果たして5月6日にこれで緊急事態が終わった、と言えるかどうかは依然厳しい状況が続いている」
毎日新聞
と述べています。
緊急事態宣言で何が制限されるの?
- 住民の不要不急の外出
- デパート、体育館など、3密になる施設の使用
- イベントの開催
などに制限を設けたり、自粛要請することが可能になります。
飲食店は、自粛要請を確認した上で対応が各店で分かれることに。
通勤は制限対象外なので、リモートワークが出来ない業種の方はそのまま出勤が続く会社もあるでしょう。
ここまでくると、各企業の判断になってきますね。
問題は、これら自粛要請に違反しても罰則がない点。
変なことをするところが出てこないことを祈るばかりです。
緊急事態宣言で制限されないものは?

反対に
- スーパー
- コンビニ
- ドラッグストア
- 電気やガスなどのインフラ
- 宅急便
- ATMネットバンキング
- 日本政策金融公庫・商工中金
は原則営業を続けられます。
ちなみに、大手食品メーカーも冷凍食品や即席麺などの生産を続ける見通し。
消防や警察だって通常通りの対応です。
これは助かりますね。
こんな状況下でも、働いてくれる方々に感謝しなければなりません。
緊急事態宣言で休業補償はどうなる?

ハッキリと、いつ、いくら、誰に補償するのかは結論が出ていません。
4月6日現在では、108兆円(GDPの2%)の緊急経済対策を行うと発表。
「大変な困難な状況に直面している家庭や中小・小規模事業者に対し、6兆円を超える現金給付を行う。そして、雇用を守り抜いていかなければならず、無利子融資を民間金融機関に拡大するとともに、前例無き26兆円規模で、納税や社会保険料の支払い猶予を行い、事業の継続を後押しし、雇用を守り抜いていきたい」
NHK
これが果たして、どこまで浸透していくかが問題ですね。
こちらは、東京新聞に掲載された「休業手当支払い義務」について。

休業手当の支払い義務が無いという見解が強いです。
いわゆる休業補償に当たるものは
- 休業手当
- 傷病手当
- 雇用調整助成金
などがありますが、現時点では何も決まっていないです。
また、維新の会の浅田政調会長は
「社会保険料を1年間免除するよう強く求めてきたが、政府から『免除ではなく、猶予だ』との説明があり残念だ。現金がいつ給付されるのかも示されず、国民の安心につながるのか疑問だ」
と述べています。
休業手当は「使用者の責めに帰すべき事由による休業」という条件がありますし、他2つも、今回のコロナパニックに当てはまるのか気になるところ。
あまり当てにしないほうが良さそうですし、社会保険料も支払い0にはならないと思っておいたほうが後々ガッカリしないですよね。
緊急事態宣言に対し世間の反応は?
色々な意見がありますが、
- 不要不急の外出をやめる
- 過剰な買い占めをやめる
- 普段どおり感染予防に徹する
ということで、あまりストレスをためないようにしたいです。
まとめ
いよいよ緊急事態宣言が出されます。
しかし、名前に気後れせず、普段通り生活していき、みんなで回復に向かって前進するキッカケになればいいですね。
緊急事態宣言はいつまでどこで?何が制限されるの?休業補償も気になる
緊急事態宣言に意味がない?地域限定で強制力もなくロックダウンより効果が薄い?