いよいよ緊急事態宣言が出される見込みです。
しかし、いきなり難しいワードを言われても聞き慣れないですよね。
緊急事態宣言ってそもそも何なのか?
非常事態宣言って何だっけ?
ロックダウンと何が違うのか?
まとめてみました。
緊急事態宣言と非常事態宣言の違いって何?
早速見ていきましょう。
緊急事態宣言と非常事態宣言の違いって何?

簡単に言ってしまうと
旧法上か、現行法か、に基づく違いです。
1954年の警察法改正により、国家の緊急時に出される宣言が
「非常事態宣言から緊急事態宣言」に改称されました。
よって意味合いは同じなんです。
緊急事態宣言って何?

新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく宣言です。
2020年3月13日に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正法が成立し、それがコロナにも適用されることとしました。
政府が特別法を発動することに拠るんですね。
ウイルスの感染拡大で、国民生活や経済に大きな影響が出ると判断した時、首相が機関と区域を決めて出します。
それを受けて、都道府県知事は、住民に対し外出の自粛要請などを出すことが可能になります。
新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の対象地域は
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県
となります。
自粛するものと言えば、例えば
- 大規模イベントの開催自粛要請
- 住民の不要不急の外出自粛要請
など。
「強制力」が無いため、あくまで「自粛要請」で「禁止」ではありません。
スーパーやコンビニなど、生活維持に最低限必要な外出は認められます。
電気やガスなどのインフラ、鉄道などの運送事業なども通常通り。
この要請に違反しても罰則が無いため、どこまで強制力を持つのか注目です。
非常事態宣言って何?

災害など国家の運営危機に対する宣言です。
対象は、武力攻撃、大規模災害、テロなど。
現在の新型コロナウイルスに対しては、北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を出しています。
また、新型コロナウイルスに対して
- イタリア
- アメリカ
- スペイン
- フィリピン
- ブラジル
- タイ
などの国々も非常事態宣言を出しています。
緊急事態宣言とロックダウンって何が異なる?
ロックダウンとは「都市閉鎖」です。
外出すると罰金が取られたり、道路が閉鎖されたり
「自由が制限される」
のがポイント。
まさに捨て身の策と言えます。
経済的打撃は避けられません。
中国、フランス、イギリス、イタリアやスペインなどはロックダウンを行いました。
日本では、なかなか実現が難しいと言われています。
今回の緊急事態宣言が、実質、最大の強制力となるでしょう。
ロックダウンしていない国は?

スウェーデンです。
人口1000万人のスウェーデンですが、これまで4500人が感染し、180人が亡くなりました。
スウェーデン国内でもロックダウンを求める声が上がっているようです。
日本の緊急事態宣言の結果が、スウェーデンでもロックダウンするか決める材料になるかもしれませんね。
まとめ
自衛して、今は凌ぎましょう。
みんなで戦いましょう。